歯を白く美しく治す方法について
 歯を白く美しく治す方法については大きく2つに分けられます。

・歯を削って治す治し方   >>> かぶせもの(クラウン)・詰め物(レジン充填)

・歯を削らないで治す治し方 >>> ホワイトニング(歯の漂白)  別ページにて

歯を削って治す治し方   かぶせもの(クラウン) 差し歯
神経の治療をした歯やむし歯が広範囲に広がってしまった歯で、大臼歯(上下の奥歯、前から数えて6番目と7番目の大きい歯)は、保険治療では銀歯になってしまいます。奥歯は噛むときに大きな力が加わるので硬い材料でないと修復できないためです。

・白く修復するためには以下にご紹介する方法で治療する事が出来ますが、自費治療になります。

■オールセラミック(自費)
メリット

・明るく透明感のある自然な色調が再現できる。・セラミック素材が生体に優しい。・金属アレルギーの心配がない。(ファイバーコアと併用の場合)・歯ぐきが青黒くならない。(ファイバーコアと併用の場合)・唾液を吸収しないため口臭の心配がない。

デメリット

症例により、強度的に不安な場合がある。(対合歯との間に隙間が少ない場合)・歯ぎしりが極度に強いと欠けたりする事がある。

オールセラミックは保険外の差し歯の中で最も天然歯に近いものです。明るく透明感のある自然な色調が再現できますし、装着後の変色の心配もありません。装着する土台をファイバーコアにする事で歯ぐきが黒く変色する事もありません。主に審美性が求められる前歯部に用いられます。

また生体にも優しく金属アレルギーの心配もいっさい必要ありません。

Q1.『オールセラミックは何年くらいもちますか?』

A 歯ぎしりの強い方やお手入れの仕方などで、大きく異なりますが、長い人では20年以上もつ方もおられます。素材その物の耐久性に問題はありませんので、年に2~4回の定期的なメンテナンスに来院される事で、永年にわたり自然で綺麗な歯を維持できます。

Q2. 『本当に何年たっても色は変わらないのですか?』

A はい。変わりません。黄色に色が変わる原因は2つあります。ひとつは、差し歯の素材そのものが唾液を吸収してしまう変色です。そしてもうひとつは、差し歯の表面にプラークが付着する着色です。保険の差し歯のように、素材そのものが唾液を吸収し変色してしまうと、それを白くすることは出来ませんが、自費のセラミックの差し歯は唾液をいっさい吸収しないため、素材そのものが黄色に変色する心配はりませんし、着色は簡単なお掃除で綺麗に取り除けます。

Q3.『オールセラミックの土台はファイバーコアを選択した方が良いのですか?』

A はい。ファイバーコアとの組み合わせが最も望ましいです。オールセラミックは光を透過しますので、土台(コア)に金属を使用すると、その金属で光が遮断されてしまいます。その点、土台もファイバーコアにする事で、光を自然に透過し、より天然の歯に近い状態が再現できます。またファイバーコアの適度な硬さは、土台を取り付ける歯の根に優しく歯の根が割れる(歯根破折)などのトラブルの心配もなく安心です。

Q4.『高額ですがそれ程の価値がありますか?』

A それぞれの患者さんの考え方により異なります。例えば、唾液を吸収して変色してしまう保険適応の差し歯を、2年に1度の割合で綺麗な状態に再治療していった場合、10年間で5回の治療が必要になります。その間に発生する費用と治療にかかる時間や苦痛などを考えると、やはり唾液を吸収せず変色の心配もない、セラミックを選択される方は多くいらっしゃいます。

例えば、300万円の新車に10年間快適に乗るのか、30万円の中古車で我慢し定期的に買い換えていくのかという事と同じです。しかし、300万円の新車でも何もお手入れをせずに乗っていると綺麗な状態は保てません。定期的なワックス掛けや点検をしないとやはり心配ですよね?

差し歯でも同じです。定期的なメインテナンスを行う事により、永年にわたり見た目の良い綺麗な歯を快適に使用することが出来ます。

■メタルセラミック(自費)
メタルセラミックは、色調、強度共に優れていますので、幅広い症例に対応できます。また、セラミックですので唾液を吸収しないため、変色や口臭の心配もありません。オールセラミックと比べても大きく劣るところはありませんので、最も多くの方が選択されている差し歯です。
メリット

・透明感のある綺麗な色調が再現できる。・保険適応の金属に比べ生体に優しい。・保険適応の差し歯と比べると、歯ぐきが青黒くなりにくい。・強度的に安心でき幅広い症例に適応できる。・唾液の吸収がないため口臭の心配がない。・変色の心配がない。

デメリット

・オールセラミックと比べると、極わずかに色調、生体親和性に劣る。・歯ぎしりが極度に強いと欠けたりすることがある。

Q1.『メタルセラミックは何年くらいもちますか?』

A 歯ぎしりの強い方や装着後のお手入れ、又はメインテナンスにより大きく異なりますが、しっかりしたお手入れとメンテナンスを心がけている患者さんでは、30年以上もつ方もおられます。

保険外の差し歯の中でも最も歴史が古く一番信頼できる差し歯です。

Q2.『お手入れやメンテナンスはどうすれば良いのですか?』

A お手入れは、こちらでお伝えするブラッシング方法を心がけて頂ければ大丈夫です。メインテナンスは3~6ヶ月を目安に定期的に来院して頂き、噛みあわせが変化していないかなどの確認をさせて頂きます。

装着時はベストな状態でも、年月が過ぎるにつれて、装着したセラミック以外の歯が、移動したり、磨り減ったりする事がありますので、それにあわせて、セラミックの微調整をお口の中で行います。これにより装着した差し歯も安定し、永年に渡り綺麗で丈夫な歯を保てます。

■ハイブリットセラミック(自費)
ハイブリットセラミックは、セラミックとプラスチックを掛け合わせた差し歯になります。セラミックの透明感とプラスチックの粘り強さを併せ持っていますので、審美的にも強度的にも安心です。総合的に判断すると奥歯に適した材質です。近年では多くの方が選択されている差し歯です。
メリット

・保険の差し歯と比べ、綺麗な色調が再現できる。・保険適応のプラスチックに比べ生体に優しい。・適度な硬さで対合歯に優しい。・保険適応の差し歯と比べると、歯ぐきが青黒くなりにくい。・内側を金属で補強する事により、幅広い症例に対応できる。・保険のプラスチックの差し歯と比べ、唾液の吸収が少ない。・保険のプラスチックの差し歯と比べ、変色しにくい。

デメリット

・オールセラミック、メタルセラミックと比べると、自然観と透明感にやや劣る。オールセラミック、メタルセラミックと比べると唾液を吸収し、やや変色しやすい。・内側に使用する金属により異なるが、歯ぐきが青黒く変色する事がある。

Q1.『保険の差し歯に比べてどれくらい良いのですか?』

A ハイブリットセラミックは、保険のプラスチックの差し歯と比べると、唾液を吸収しにくいため変色と口臭の面で安心できます。

セラミックと樹脂の良いところを併せ持っていますので、適度な硬さで、噛み合う対合の歯にも優しく強度的にも安心です。また、色の面でも保険の差し歯と比べ大変優れています。

Q2.『メタルセラミックなどの陶器と比べて劣る点は何ですか?』

A 変色と色調の面で、わずかに劣ります。メタルセラミックは陶器で唾液をいっさい吸収しないため、何年たっても変色はしません。一方、ハイブリットはセラミックと樹脂を掛け合わせた材質ですので、変色する事があります。汚れも若干付きやすいです。ブリッジの欠損歯の部分のハイブリットセラミックが直接、歯肉とくっついていると歯肉が腫れたりすることがあります。

しかし、保険の差し歯とメタルセラミックの中間ではなく、限りなくメタルセラミックに近い性質です。

Q3.『ハイブリットセラミックは何年くらいもちますか?』

A ハイブリットセラミックは、高度な硬さを持つセラミック(陶器)とは異なり、適度な硬さを持っていますので、お口の中では破折をしにくいという点では、セラミックよりも優れていると言えます。

お手入れやメインテナンスの状態により個人差はありますが、壊れにくいという点では、保険外の差し歯の中で最も安心できる材質です。

■硬質レジン前装冠(保険)
金属の前面にプラスチックを貼り合せた差し歯です。機能的に大きな問題はありませんが、色の面では素材そのものが唾液を吸収してしまうので変色してしまいます。また、個人差がありますが確実にすり減ってしまいます。
メリット

・装着後は、それなりに綺麗。・価格が自費治療の歯に比べて安い(歯の形を削って、型を採り、セットするまでの1歯あたり、3割負担分で約8,000円)

デメリット

・周りの歯の色に合わせる事が難しい。・裏側(舌側)が全て金属なので、少し上を向いて笑ったりすると、メタル色が見えてしまうこともある。・保険外の差し歯と比べると、素材が軟らかいためブラッシングなどでも磨り減ってしまう。・硬いものを噛んだり歯ぎしりなどでプラスチック部が欠けたりしやすい・プラスチックなので変色する。・唾液を吸収するためプラークが付きやすく場合によっては口臭の原因となることもある。・保険外の差し歯に比べ精密さに劣る。・奥歯(前から4~7番目小臼歯と大臼歯)に装着する事は、保険治療では認められない。

Q1.『どれくらいで色が変わるのですか?』

A 個人差はありますが、お茶やコーヒーをよく飲まれる方やタバコを吸われる方では早い方で数ヶ月で変色してしまう事もあります。新品のレジン前装冠をコーヒーの中に2日間つけておいたところ茶色く変色してしまいました。

■レジンジャケット冠(保険)
プラスチックの差し歯です。色の面でも素材そのものが唾液を吸収してしまい変色します。割れたり磨り減ったりし易くトラブルも多いため、ほとんどの歯科医院では勧めておりません。当院では、以下のデメリットを理解されたうえで、それでも希望される方に行っております。
メリット

・装着後はそれなりに綺麗。・価格が自費治療の歯に比べて安い(歯の形を削って、型を採り、セットするまでの1歯あたり3割負担分で約5,000円)

デメリット

・周りの歯の色に合わせる事が難しい。・保険外の差し歯と比べると、素材が軟らかいためブラッシングなどでも磨り減ってしまう。・硬いものを噛んだり歯ぎしりなどで欠けたりしやすい・プラスチックなので変色する。・唾液を吸収するためプラークが付きやすく場合によっては口臭の原因となることもある。・保険外の差し歯に比べ精密さに劣る。・歯肉と接する部分は慢性的に歯肉の炎症が起こりやすい。・奥歯(大臼歯)に装着する事は、保険治療では認められない。

Q1.『どれくらいで割れるのですか?』

A 個人差がありますが、歯ぎしりやくいしばりが激しい方は、短期間で割れる事があります。割れなくても長期間にわたり歯ぎしりをすると確実に磨り減っていきます。歯ぎしりの激しい方は、マウスピース(保険治療でも作れますが費用が約5,000円程度します)を装着して就寝されることをお勧めします。

Q2.『どれくらいで色が変わるのですか?』

A 個人差はありますが、お茶やコーヒーをよく飲まれる方やタバコを吸われる方では早い方で数ヶ月で変色してしまう事もあります。

■ハイブリットセラミックインレー(自費)
主に、歯の神経までは行かない、中程度のむし歯の治療に用いる詰め物です。(保険治療では、銀色の詰め物になります)ハイブリットセラミックインレーは、セラミックの透明感と樹脂の粘り強さを併せ持っていますので審美的にも強度的にも優れています。奥歯の詰め物には最適の材料です。
メリット

硬すぎず軟らかすぎず粘り強さがあるためインレーに適している。・保険の白い詰め物(レジン充填)と比べ唾液の吸収が少ない。・保険の白い詰め物(レジン充填)に比べ変色が少ない。・適度な硬さで対合歯に優しい。・保険の白い詰め物(レジン充填)に比べ、前後の歯との間に物が挟まることもなく、理想的な間隔を再現できる。

デメリット

・金属のインレーに比べると耐久性はやや劣る。・厳密な色の再現が難しい場合もある。・審美性が重視されるため特殊な接着剤を用いるが、その接着剤の刺激で一時的に知覚過敏が生じる事がある。(長くても1週間程度で消失するが、ごくまれに歯髄炎になり、神経をとらないと痛みをとる事が出来ない場合もある)

Q1.『セラミックインレーというのもありますが、扱ってないのですか?』

A セラミックインレーはハイブリットセラミックと比べると透明感があり、硬いのですが、粘り強さがないため割れたりする事があります。歯ぎしりが激しい方の場合、お勧めできません。また接着材にもよりますが、セラミックインレーと歯とのわずかな隙間に茶色い着色のラインが出たりします。(輪郭線が現れたりします)セラミックインレーは、審美性に優れ、唾液を吸収せず、変色の心配もありませんが、丈夫さの点を鑑み当院では行っておりません。(もちろんセラミックインレーで10年以上何の問題もなく使ってらっしゃる方もいますが、個人差があります。)

Q2.『ハイブリットインレーは、どのくらいもちますか?』

A 個人差はありますが、10年以上使用される方がほとんどです。奥歯の白い詰め物の中では最もトラブルの少ないものです。短期間でトラブルが起こる最大の原因は、歯ぎしりやくいしばりです。

■レジン充填(保険・自費)
レジン充填は、素材がプラスチックですので、小さな詰め物には問題ありませんが、強度的に弱く磨り減ったり割れたりするため、大きな詰め物には不向きです。主に前歯のむし歯の治療に使用します。また長期間経過すると、唾液を吸収し変色したりします。

おもに審美性が要求される前歯のむし歯の治療用に透明感と耐久性に優れた材料が、最近発売されました。欧米の審美歯科領域で使用されている材料ですが、日本では保険材料として認められておりません。タキザワデンタルクリニックではご希望の方に自費治療にて行っております。奥歯でも条件(小規模のむし歯、対合歯との接触面積、咬み合わせの強さなど)が合えば有効な治療法と考えております。

メリット

・周りが健全な歯質で覆われた小さい詰め物には適している。(前歯のむし歯や奥歯の歯の溝の部分のみの場合)

デメリット

・プラスチックなので唾液を吸収する。・唾液を吸収するため長期間経つと茶色もしくは黄色く変色する。・素材が軟らかいため磨り減ってしまう。・保険のレジン充填の材料を使用すると前歯の微妙な色調を再現しにくい。(保険外材料では見分けのつかないレベルまで再現できます)

Q1 『保険で白い詰め物が出来るのですか?』

A 小さい虫歯の詰め物には、問題ありませんが、素材がプラスチックですので、前後の歯との間にまで広がった中規模以上のむし歯の場合、保険外のハイブリットセラミックインレーと比べると、強度・耐久性は、はるかに劣ります。大きなむし歯の治療は保険内の治療では、メタルインレー(金属の詰め物)になります。

Q2 『前歯の間の隙間を治したいのだけど、前の歯医者さんではかぶせ物で(しかも高価な)治すしかないといわれたけど詰め物で治せないですか?』

A あまりにも(例えば歯1本分)の隙間があいていた場合は、さすがに困難ですが、少しの隙間の場合レジン充填で対処する事が可能です。保険治療でも可能ですが、プラスチックの材質的な問題であまり長持ちはしません。自費材料のほうが長持ちはすると思います。でも一生は持ちません。この治療法の最大のメリットは歯を削らず1回で治療が終わる事です。歯は削らずに済むに超した事はありません。

Q3 『下の前歯の歯並びをレジン充填で治せますか?』

A 矯正治療がベストですが、軽度の歯並びの乱れならレジン充填である程度改善は出来ます。(多少形態修正で健全な歯を削らないといけませんが・・・)耐久性はあまり期待できませんが、歯を削って被せるよりは安価で治療できます。

“キラッと光る奥歯の詰め物と被せ物がある為、恥ずかしくて大きく口をあけて笑う事が出来ない”と来院された患者さんの症例です。ハイブリットセラミックとハイブリットインレーにより綺麗な白い歯に変わられて大変満足されていました。
■自費治療の価格表はこちらからどうぞ
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